箱根の温泉
箱根は日本を代表する観光地でそこかしこに温泉が湧く。江戸時代には箱根七湯、今では箱根十六湯と呼ばれる。
これらの温泉の多くは早川の渓谷や神山、駒ヶ岳の麓をめぐって散在している。小田原からは箱根登山鉄道が強羅へ通じ国道1号・138号を幹線として小田原・湯河原・三島・熱海・御殿場の各方面から有料道路が走り、各温泉や行楽地を結んでいる。湯河原温泉は神奈川県足柄下郡湯河原町にあり千歳川と上流の藤木川をはさんで約4キロの間に賑やかな温泉街が広がる。ここから大観山を経て元箱根へバス道路が通じ沿道からは相模湾の展望が楽しめる。石膏弱塩泉41〜88度。奥湯河原温泉は湯河原温泉の中心部から藤木川に沿って約2キロさかのぼった山あいの温泉。静かな環境で静養に適している。付近に白雲滝、蛇熊ノ滝などの名所がある。大観山を越えて箱根町へ出る椿ラインの途中には「しとどのいわや」があり石仏が安置されている。 |